いくら余裕をもった仕事をしようと思っても、さすがに繁忙期はあります。
税理士なら3月、5月、12月あたりですね。
そんな時に栄養ドリンクは心強い味方となります。
せっかくの栄養ドリンク、何となく飲んでいませんか?
そこで栄養ドリンク、特にユンケルに含まれている生薬について調べてみました。もしかしたら、知らないほうが良かった成分かもしれません。心して読んでみてください。
栄養ドリンクの成分を気にしたことありますか?
栄養ドリンクの成分で代表的なイメージは、タウリンとカフェインとビタミンBあたりでしょう。
タウリン
まず、タウリンといえばリポビタンDに代表される栄養素です。
タウリンには細胞を正常状態で保つ作用があるといわれています。たとえば、血圧上昇に対する下降作用。また、肝臓に対して働きかける作用を持っています。
肝臓は、消化を助ける酵素を出したり、毒素を排出させる機能があり、タウリンはこれを助けてくれます。
タウリンを飲んで元気になるというよりは、デトックス的な効果があると思った方が良いでしょうね。
カフェイン
次に、カフェインです。
カフェインといえば眠気覚ましの効果が有名です。
その他、強心作用、皮下脂肪燃焼効果、脳細動脈収縮作用、利尿作用がカフェインにはあります。
ただ、気をつけなければならないのは副作用です。
不眠やめまいから始まり、依存性もあります。これは250mg/day以上の摂取で起こり始め、200 mg/kg 以上摂取した場合は最悪、死に至る可能性があります。
一般的な成人の場合、10000mgから12000mg以上になるので早々摂取できないと思いますが、摂取しすぎると危険なことは覚えておいてください。
カフェインの効果をおさらいすると、栄養を吸収するというよりは一時的な覚醒効果があると考えた方が良いでしょう。
ビタミンB
ビタミンBには実は8つの種類があります。ビタミンB群は、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンのことを指しています。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるビタミンです
ビタミンB2は、不足すると、口内炎や口角炎、舌炎ができやすくなります。
ビタミンB6は、たんぱく質や脂肪の代謝に必要な栄養素です。
ビタミンB12は、貧血予防に有効なビタミンです。
ナイアシンは、糖質、脂質、タンパク質の代謝に欠かせないビタミンです。
また、アルコールの分解にも欠かせないビタミンです
パントテン酸は、抗ストレスビタミンとも呼ばれ
葉酸は、ビタミンB12とともに、造血を助け悪性貧血を防ぎます。不足すると腸内に潰瘍が起こることもあります。
ビオチンは、健康な髪と皮膚のためのビタミンとも言われ、美容に良いと考えられます。
生薬配合の栄養ドリンクの効果は?
低価格の栄養ドリンクは基本的に上記の3種類が配合されていることが多いです。
それでは高価格の栄養ドリンク、ユンケルなどに配合されている生薬とは何なのでしょうか。
「ユンケル黄帝液」
成分を見ても、見慣れない生薬ばかりで、よくわかりません。
調べてみると以下のようなものでした。
反鼻チンキ・・・マムシの皮と内臓を除いて乾燥させたもの
シベットチンキ・・・ジャコウネコの腺分泌物
ゴオウチンキ・・・ウシの胆のう中に生じた結石
ニンジン乾燥エキス・・・オタネニンジンの根
西洋サンザシエキス・・・サンザシ(バラ科落葉低木)の偽果
ジオウ乾燥エキス・・・ジオウ(ゴマノハグサ科多年生草本)の根
ローヤルゼリー・・・ミツバチの咽頭腺から出る分泌物
精力増強で有名なマムシや分泌物や結石と、なかなか衝撃的なものが入っていますね。
上記の効果は、概ね滋養強壮や解熱などで、総合的に効果があるといった感じです。
「ユンケル黄帝ロイヤル」
ちょっと高価なロイヤルも違った成分が入っています。
エレウテロコック流エキス・・・ウコギ科、ウコギ属の根皮、または幹皮
黄精流エキス・・・ユリ科のアマドコロ属の多年草の根茎
イカリソウ軟稠エキス・・・メギ科のイカリソウ属植物の全草または葉
海馬チンキM・・・いわゆるタツノオトシゴ
エウレウテロコック流とイカリソウと海馬はインポテンツに、黄精流は中国で「体力を培養し、白髪を甦らせ、歯の落ちたるを生き返らせる」と言われ、ユンケル黄帝ロイヤルは精力増強に特化していると考えられます。
ユンケルファンティー
そして、最も高価で1本1500円近くするユンケルファンティーの成分はどうなっているのか。
気になりますね。
ニンジン流エキス・・・オタネニンジンの根
イカリソウエキス・・・メギ科のイカリソウ属植物の全草または葉
冬虫夏草流エキス・・・昆虫の幼虫
タイソウエキス・・・ナツメの果実
トウキエキス・・・トウキ(セリ科多年性草本)の根
トチュウ流エキス・・・トチュウの樹皮
トシシ流エキス・・・マメダオシ(ヒルガオ科つる性)の種子
ブクリョウエキス・・・マツホド(サルノコシカケ科)の菌核
オウギ流エキス・・・マメ科のギバナオウギの根
ゴミシ流エキス・・・モクレン科チョウセンゴミシの実
竜眼肉エキス・・・リュウガン(ムクロジ科常緑高木)の果肉
ジャショウシ流エキス・・・セリ科オカゼリの成熟果実
反鼻チンキ・・・マムシの皮と内臓を除いて乾燥させたもの
シベットチンキ・・・ジャコウネコの腺分泌物
ローヤルゼリー・・・ミツバチの咽頭腺から出る分泌物
ニンジン、冬虫夏草、マムシ、ローヤルゼリーと有名どころも含めて、滋養強壮と精力増強の成分のオンパレードです。
こういうものは自己暗示もあるので、このような成分が入っていると具体的に思うだけでも心強い気がしますね。
まとめ
レッドブルなどに代表されるエナジードリンクは、カフェインなどの作用が大きいと考えた方が良さそうです。
また、安価な栄養ドリンクも同様にカフェインと微量のアルコールが作用して即効性があるように感じます。
一方で、ユンケルなど生薬配合の栄養ドリンクは、養命酒と同様の成分もあり薬として飲むイメージが近いでしょう。
エナジードリンクや栄養ドリンクには、それぞれ独自の効果があります。
単純に眠気を飛ばし、テンションを上げたいときはエナジードリンクを、体調不良や精力増強など回復を目的とするなら栄養ドリンクを、このように場面によって使い分けるのが良い方法だと思います。
ただし、カフェインに代表されるように飲みすぎは体に良くないので注意してください。