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人気漫画アプリ「少年ジャンプ+」の魅力を徹底解説

『週刊少年ジャンプ』といえば最盛期には発行部数653万部を誇った、現在でも少年誌の売上1位をキープしている人気雑誌である。

しかし、売上1位をキープしているといっても最新のデータを見ると20201012月の平均印刷部数は150万部を切っている。(日本雑誌協会による

一方でその『週刊少年ジャンプ』に連載していた『鬼滅の刃』は累計15000万部(全23巻)、つまり1巻あたり650万部も売れていることになる。

もう本誌連載を追っている人は減っていくだけなのだろうか。

雑誌の売上低下?実は電子版が絶好調!

近年の作品は、メディアミックスにより売上げが爆発的に伸びたところがある。『鬼滅の刃』も連載よりもアニメで人気に火が付いた。

本誌よりアニメが重視され、雑誌の発行部数も減少している中、きちんとマンガ人気を下支えしているものがある。

それが電子書籍であり、漫画アプリ「少年ジャンプ+」だ。

 

まず、コミック全体の市場規模を見てみる。

公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所は225日、2020年のコミック市場(紙と電子合計)が推計6126億円と、1978年の統計開始以来過去最大の市場規模になったことを発表した。

2017年は前年比2.8%減、2018年は1.9%増だったが、2019年は12.8%増、2020年はコロナ禍による巣ごもり需要もあり23.0%と2年連続で急成長している。https://hon.jp/news/1.0/0/30684

このうち電子コミック市場は3,420億円(前年比31.9%増)、紙のコミック市場は2,706億円だったため、2020年現在では既にコミック市場では電子書籍が紙の書籍を上回る結果となっている。

2020年の大幅増は『鬼滅の刃』の効果とも言われている。

『鬼滅の刃』は集英社のジャンプコミックスである。この電子書籍の勢いはそのままジャンプ関連にも当てはまると言って良いだろう。

それでは、集英社が運営する漫画アプリ「少年ジャンプ+」とはどのようなものだろうか。

少年ジャンプ+とは

少年ジャンプ+とは、2012年に開設された電子書籍販売サイト「ジャンプBOOKストア!」と、2013年に配信されたデジタルマンガアプリの先駆けとなる「ジャンプLIVE」が統合され、2014年に創刊された漫画アプリである。

その内容は以下のようになっている。

少年ジャンプ+の現在のダウンロード数は1700万超。収益の柱は、電子版「週刊少年ジャンプ」、電子版コミックス、1話単位で販売する「話配信」という3種のコンテンツの売り上げだ。https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/00552/

アプリのためスマホにもタブレットにもダウンロードしている人がいるので、「少年ジャンプ+」をダウンロードしている全ての人が『週刊少年ジャンプ』を購読しているわけではないだろうが、「少年ジャンプ+」の登場によりマンガ人気は最盛期の発行部数653部に劣らない状況とも言えるのではないか。

少年ジャンプ+をダウンロードすべき理由

『週刊少年ジャンプ』が電子版で読めるのは「少年ジャンプ+」だけ

「少年ジャンプ+」をダウンロードすべき一番の理由は、何と言っても『週刊少年ジャンプ』電子版が読めるのは「少年ジャンプ+」だけなのである。

Kindleなど電子書籍サイトでも『ジャンプSQ.』や『ヤングジャンプ』などは配信されている。

しかし、『週刊少年ジャンプ』電子版だけは「ジャンプBOOKストア!」ではないと購読できないのだ。

 

形式としては集英社の電子書籍販売サイト「ジャンプBOOKストア!」で定期購読を申し込み、「少年ジャンプ+」のアプリで電子版を読むという形になる。

「ジャンプBOOKストア!」のブラウザ版で電子版を読むことはできるが、読者アンケートなど特典付きで『週刊少年ジャンプ』電子版を読みたい人は、必然的に「少年ジャンプ+」のダウンロードをすることになる。

新旧の魅力的な連載陣

「少年ジャンプ+」は漫画アプリなので当然『週刊少年ジャンプ』電子版以外にも魅力がある。

オリジナル連載が初回全話無料で読めるほか、定期的に過去や現在の本誌人気作が一部無料で開放されている。

20201228日に累計800万部に達した「少年ジャンプ+」発の人気作『SPY×FAMILY』も「少年ジャンプ+」なら初回全話無料で読む事ができる。

また、時折開催される本誌人気作が無料で読めるサービスも曲者で、同じようなサービスで『ゴールデンカムイ』を途中まで無料で読んだ結果、その後全巻購入した事がある。無料サービスというのも侮れない。

コインで1話ずつレンタル

初回無料で読んでしまった作品をもう一度読みたい場合には、アプリ内のコインを使用して48時間レンタルという方法がある。

基本的に130コインで1コイン1円という換算だ。

11回動画広告を見ることで1話無料で読めたり、提携サービスなどに登録することでコインをゲットできる。

コミックスが一冊810話なので、一冊あたり270円程度でレンタルできる計算だ。

 

なお、コインには「ボーナスコイン」と「購入コイン」がある。

提携サービスの登録で無料で貰え、レンタルのみに使用できるのが「ボーナスコイン」。

コミックスを購入できるのが「購入コイン」となっている。「購入コイン」はレンタルにも使用できる。

「購入コイン」は最大10,000円で11,000コインに変換できるボーナスもある。ただし、コミックスを購入するなら他の電子書籍サイトで30%オフなどセールで購入した方が安いので、主な利用はレンタルになるのではないか。

 

「少年ジャンプ+」の詳しい登録の仕方はこちらから

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おわりに

さて、最初に雑誌の売上が低迷している一方で電子書籍の売上が絶好調だと取り上げた。

今はスマホでマンガを読んだり、漫画アプリのダウンロードに抵抗のない人が増えた。初回全話無料で読め、本誌の人気作も一部無料で読めるとなると、「少年ジャンプ+」が人気な理由もわかる。

今後は『SPY×FAMILY』以外にも「少年ジャンプ+」発の人気マンガが出てくるだろう。

『週刊少年ジャンプ』電子版のメリットだけじゃなく、マンガ好きとして「少年ジャンプ+」は見逃せない漫画アプリである。




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