定期的に寄付して自己肯定感を爆上げするライフハックをしているのは、前回記事にしました。
ついでに、寄付していることも周りに喧伝していたところ、友人から「ここが良いよ」と勧められて新たに寄付をしてみました。
それは、東京国立博物館です。
博物館は入場料があり、寄付先になっているの?という疑問があるかもしれません。
しかし、博物館には国宝や重要文化財の維持や修復など多大な費用がかかります。
今回は、私がした寄付と東京国立博物館について紹介したいと思います。
東京国立博物館とは
1872年に創立された日本最古の博物館で、東京都台東区の上野恩賜公園内にあります。
東京国立博物館は、本館、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物殿の5つの展示館と資料館その他の施設からなっています。
そして、2021年3月31日時点で、国宝89点、重要文化財648件など数多くの貴重な収蔵品を保管しています。
全ての展示館を1日で見るのは、とてもじゃないけど無理な広さがあります。
じっくり見て回るなら一つの展示館に1日かけても良いぐらいでしょう。
展示館内を歩き回っているだけでも疲れてしまいます。
そのため、展示館内には休憩スペースとして座れる箇所も多く、また、博物館全体の敷地内にはカフェやレストラン、広場にはキッチンカーも出店してます。
広場ではデッサンをしている学生もおり、好天の日にはベンチで一休みするのも気持ちが良いでしょう。
さて、その日本が誇る東京国立博物館では、修理プロジェクトという寄付を募っています。
それが、今回の寄付内容です。
修理プロジェクト
今回の寄付は「東京国立博物館創立150年記念 踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」として、目標金額10,000,000円、寄附募集期間は2022年4月1日~2023年3月31日となっています。
1500年前の「踊る埴輪」の修復とは!
正式には、「埴輪 踊る人々 埼玉県熊谷市 野原古墳出土 古墳時代・6世紀」とされているものです。
修理プロジェクトのページを見ると、胴や腕の部分に横向きの亀裂が複数みられます。
また、過去の修理による石膏が経年劣化し、一部に剥離が生じている状態です。
実際にこの埴輪を見てきましたが、パッと見は修復が必要なのかわかりませんでした。
しかし、よく見ると確かに亀裂が入っており、このまま放置していては劣化が進んでしまうのでしょう。
あの有名な「見返り美人」を修復!
こちらは切手の絵柄などにも採用されたこともある「見返り美人図 菱川師宣(ひしかわもろのぶ)筆 江戸時代・17世紀」です。
実物はともかく、絵として、どこかで見たことがある人も多いのではないでしょうか。
絵具の部分には多くの剥離、剥落がみられる状態となっています。こういった部分には膠(にかわ)水溶液など天然の接着剤による剥落止めを行ない、これ以上傷みが進まないよう保護するようです。
また、巻いて収納する掛軸特有の傷みともいえる、折れや擦れもみられます。このような箇所も修理の対象となっています。
選べる寄付コース!
寄付は返礼品なしの「応援コース」と返礼品ありの「お楽しみコース」の2つがあります。
「応援コース」は1,000円から、「お楽しみコース」は1万円からの寄付となっています。
私は、「お楽しみコース」の1万円と「応援コース」の5,000円を寄付しました。
詳しい内容は、先ほどの修理プロジェクトのページをご覧ください。
歴史的なものに興味がある人は良い寄付先だと思いますし、そうでない人もこれをきっかけに国宝や重要文化財を見てみるのも良いと思います。
私もこれをきっかけに東京国立博物館に初めて行きました。
そして、今後もこのような修理プロジェクトがあったら、寄付をしてみようとも思いました。
もちろん、寄附金控除の対象にもなっています。
興味ありましたら、ぜひ楽しい寄付ライフをしてみてはいかがでしょうか。