ここ数年、梅毒患者が急増しているのを知っていますか?
自分は不特定多数としていないから大丈夫と思っている人が大半でしょうが、性病には潜伏期間もあります。
とはいえ、心当たりもないのに性病検査を受けるのは恥ずかしい、そんな人が多くいると思います。
そこで匿名で性病検査を受けることができる3つの方法をご紹介します。
梅毒感染が急激に増えているのを知っていますか?
性感染症いわゆる性病で主なものはクラミジア、淋病、梅毒、HIVが知られています。
その中で近年最も懸念されているのが梅毒です。
梅毒は昔の病気というイメージがありますが、実は年々増えています。
「97年には500人以下にまで減少した病気が、再び脅威になろうとしている。急増ぶりが明らかになったのは2011年だが、その後も一貫して右肩上がりという状況が続く。直近をみても、1671人(14年)→2660人(15年)→4518人(16年)というのが実態だ。」
そして、厚生労働省のデータを見ると17年は5,826人、18年は7,001人とさらに爆発的に増えています。
ちなみに性器クラミジアは何人ぐらいだと思いますか?
2018年で25,467人です。
心当たりがなくても、このような数字を見ると少し不安になってきますよね。
そこでできるだけ匿名で周囲にバレずに性病検査を受ける方法を調べてみました。
出来るだけ匿名でバレずに性病検査を受ける方法
保健所
メリット
・無料、匿名、施設が多い
まず、もっとも大きなメリットは無料というところです。
また完全に匿名で受けることができるのも、バレたくない人にはありがたいですね。
HIV検査相談マップで検索すると都内だけでも46件が該当しました。
無料で性病検査を受けられるのは保健所など公的施設ならではです。
デメリット
・予約制、平日が多い、受けれる日が決まっている
デメリットとしては、予約制の施設が多く、また施設によって受けられる日時や検査が異なります。
学生や平日が休みの人は良いでしょうが、これでは一般的な勤務時間では受けに行くことができません。
郵送検査
メリット
・比較的安価、検査を選べる、自宅でできる
Amazonで性病検査キットを検索すると2社の製品が出てきます。
STDチェッカーが「クラミジア、淋病、B型肝炎、梅毒、HIV」で10,476円
株式会社GMEが「HIV、梅毒、クラミジア、淋菌、トリコモナス、カンジダ」で10,990円
クラミジアと淋病検査だけでも6,480円と自由診療より多少安く受けることができます。
何より自宅で受けられるので、一人暮らしの人には最適な検査方法でしょう。
デメリット
・検査の失敗がある、荷物の受け取り方法に注意
デメリットは、血液検査も自分でするため失敗のリスクがあるということです。
私が試してみた株式会社GMEの郵送キットでは、指先に針を刺し、ろ紙に血液を染み込ませるという方法でした。
検査の方法は細かく書いてありますが、なかなか指先から血液が垂れてこなかったり、上手くろ紙に染み込んでいるのか少々不安なところはありました。
また、Amazonで購入しても性病検査キットは各販売会社から郵送で送られてきます。
したがって、株式会社GMEの名前が表示されるため、本人以外が受け取ると怪しまれる可能性は十分にあります。
実家や家族がいる家庭の人は、ヤマト運輸センター置止サービスを利用するなどで自宅への郵送は回避できますが少々面倒ですね。
自由診療のクリニック
メリット
・検査の失敗がない、夜でも受けられる
クリニックの最大のメリットは診療機関かつ土日や仕事終わりの時間でも検査が受けられることです。
私が利用した「プライベートケアクリニック東京」は火曜と日曜・祝日が休診ですが、それ以外の日は20時まで受付しています。
その他のクリニックでも20時や22時まで開いているところもあり、仕事帰りにでも十分検査が受けられる時間帯です。
匿名性については、診察券を作成するために名前を書きましたが、住所を書く必要も保険証も出す必要もなく実質匿名で受けられると言って良いでしょう。
デメリット
・金額が高い、クリニックに入る心的負担
自由診療で性病検査を受けるには、費用の高さには目を瞑らないといけません。
郵送検査でも受けられる「クラミジア、淋病、B型肝炎、梅毒、HIV」の検査はクリニックによってまちまちですが15,000~25,000円ぐらいはかかります。
また、クリニックの場所によっては人目が気になり、心的な負担を感じるかもしれません。
ただ、保健所の場合も性病検査を受けにきたとわかるので、個人的にはクリニックの方が入りやすい気もします。
まとめ
個人的な匿名かつ便利な順は「自由診療」「郵送検査」「保健所」の順番でしょうか。
保健所の検査は無料なのが魅力的ですが、場所や時間の都合を付けにくいのが難点です。
そうなると自由診療か郵送検査となるのですが、クリニックによっては郵送検査と数千円しか変わらないので、数千円で検査の確実性と仕事帰りに受けられる気軽さを買えると思うと、個人的には自由診療をお勧めしたいと思います。
私は自由診療も郵送検査もどっちも受けて確認してみましたので、次回は自由診療と郵送検査の体験レポを紹介したいと思います。
性病は本人の自覚がなくても感染している可能性があります。
自分とパートナーの安心のためにも節目の機会に一度検査してみましょう。