このブログを始めてからなかなか購入のチャンスがなかったのですが、ようやく買っても良さそうな銘柄が見つかりました。
今回、分析する銘柄は「日本ピラー工業(6490)」です。
日本ピラー工業とは
事業内容:メカニカルシール、グランドパッキン・ガスケット、ピラフロン製品(ふっ素樹脂製品)等、流体制御関連機器製品の製造販売
簡単に言えば、液体やガスなどの流出を防ぐ工業用のパッキンと、その技術に伴うフッ素樹脂製品などの製造販売をしている企業です。
株価分析
株式データ推移
平成29年3月期、第3四半期決算短信に基づいて作成しています。
日本ピラー工業は多くの製造業に商品を提供しているため、日本の製造業全体の景気に影響を受けます。
株価は2011年から見ても一貫して右肩上がりで推移をしており、EPSも2013年に底入れして順調に回復しています。
29年3月期の決算発表も5月12日に出ますが、予想EPSは122.71円となっています。EPSの大幅な上昇で今後も株価は順調に推移するでしょう。
しかも、この決算では熊本地震による災害損失が330百万円を含んでおり、これだけでEPS13.6円分の影響があります。本来の営業成績はかなりの好決算だったと言えるでしょう。
買い時
2016年3月の決算を受けて、2016年4月~2017年3月までの株価は最高で1,625円を付けています。
過去のPBR推移から見るとステージが一つ上がったと考えられます。
PBRの推移は高値PBRのステージが上がった次の年に安値PBRがそれに追従しています。
このように考えると、2017年4月~2018年3月までの安値PBRは、高値PBRの上昇幅0.31に2016年の安値PBR0.62を足した0.93あたりでしょうか。
買い予想株価:
1457.12×0.93=1,355円
ただし、これは平成29年3月期、第3四半期決算短信に基づいた計算です。5月12日の決算発表では、おそらくBPSも増加しているでしょうから、もう少し上の金額を予想しておきたいと思います。
買い予想株価:
1,480円×0.93=1,376円
2月6日に大きく上昇した窓を埋めるのが1,380円あたりなので妥当な線ではないかと思います。
売り時
売り予想株価:
1,480円×1.17=1,731円
注)決算発表により随時更新する予定です。