投資法を学ぶ

鉄板投資術<その1>

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ここまで、株式投資の概略について講義してきましたが、ここからは具体的な投資法について書いていこうと思います。

投資へのアプローチとして、ファンダメンタル分析、テクニカル分析、アノマリーなどを説明し、さらには著名投資家がどうのように成功したかを紹介しました。

僕がオススメするのはファンダメンタル分析を中心とした投資法です。

ファンダメンタル分析の重要性

株式投資において最も重要な要素はファンダメンタル分析だと思います。

言い換えれば、もっとも基礎的な要素です。

確かに株価は、世界経済や政策、為替相場にまで大きく影響を受けて変動をします。

さらに、風評によって大きく変動することすらあります。

しかしです。

株価を決めているのは何か。

株価の基本的な算定方法は、企業の財政状態と経営成績により算定されます。

例えば、未公開会社の場合には、純資産方式やDCF方式(将来のキャッシュフローの割引現在価値)などに株価を算出するのです。

したがって、株価は企業の財政状態と経営成績によって算定され、それ以外の要素により価格変動が起きると考えて良いでしょう。

投資基準はコレだ!

投資基準の決定にあたっては、ファンダメンタル分析の講義で取り上げた指標をいくつ使用します。

参考:「ファンダメンタル分析をしよう

投資判断基準

  1. BPS 1,250円以上
  2. 自己資本比率 60%以上
  3. 高値、安値PBR
  4. BPS推移
  5. EPSが順調に増加している
  6. PER(目安)

ポイントは5つ+おまけ1つです。

順番に説明していきましょう。

少し古いのですが2000年1月1日~2005年12月31日までのデータによると、この1と2の条件を満たす銘柄は「ROEでマイナス16%以上の大幅な赤字を出す確率は6年間で2.4%」と、両条件を満たす銘柄は安全性が高いとされています。

3については、実は銘柄の高値と安値を探るには、各年の高値と安値のPBRを調べるのが有効な方法なのです。

安全性の条件を満たして、4と5が順調に推移していると高値と安値の数値も大体一定の数値に収まるということがわかっています。

つまり、上記の条件を満たしている銘柄というのは、財務安全性が高く一定の成長をし続けている堅実な銘柄という事になります。

売買基準

当期のBPS×過去5年の高値PBRの平均値

当期のBPS×過去5年の安値PBRの平均値

「順調に成長」している堅実な銘柄ということで、少なくとも5年は過去の推移を調べます。

これだけではわかりにくいので、次回は具体的な銘柄を使って検証してみましょう。

 

なお、以下の参考書籍を読み、自分が納得する銘柄選択を考えました。




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